おはようございます。
11月24日。金曜日。
昨日が祝日、明日から週末。今日もお休み取っている方も多いのではないでしょうか?
平日と週末が交差する金曜日です。
秋から冬になりかけています。
11月までは「かろうじて」「秋」のように思っています。
「秋」といえば、「読書の秋」です。
この秋も時代小説を何冊も読みました。
しかし、なんといっても「この一冊」です。
「極楽征夷大将軍」です。
本年の直木賞受賞作です。
これまで、意識して直木賞・芥川賞受賞作品を読んだことはありませんでした。
しかし、今回気になったので2,200円を支払って買いました!
時代小説等はだいたい中古の本ですからね。
自分なりの「意気込み」がわかります。
🌟大作!約600ページ!
購入するときにパラパラと立ち読みしました。
約600ページもある大作です!
おまけに・・・
1ページが上下2段になっています。
けっこう読み応えがありますよね!
気合を入れて読み始めます!
🌟主役は「足利尊氏」「足利直義」「高師直」
物語のおおまかなあらすじは・・・
後醍醐天皇の命により、足利尊氏を中心とした武士団が鎌倉幕府を滅ぼします。
本来、そこで室町幕府となるのですが・・・
この後醍醐天皇がなかなかの曲者!( ;∀;)
ご自分で天下を治める、と宣言します。
となると、鎌倉幕府を滅ぼすために頑張った武士団は???となります。
そこで、武士団の不満が募り、足利尊氏を中心とした武士団が後醍醐天皇とは別の朝廷(天皇)を立てます。
歴史で勉強した「南北朝時代」です。
その後、後醍醐天皇が没して、諸々あって「室町幕府」ができます。
その創世記に足利尊氏・足利直義・高師直のやりとりがびっしりと描かれています。
でも、昨年に「私本太平記」を読んでいたので、すっと物語に入っていけました。
👆これは中古で買いました!
🌟室町幕府初代将軍・足利尊氏は無能??
この物語では、足利尊氏が「無能」「やる気なし」という具合に描かれています。
しかし、武功(武才)だけはある。という感じです。
なので、弟である足利直義・家宰である高氏直が足利尊氏を担いで裏でいろいろ動きます。
必ず大きなことをやるにあたっては、表に出る顔と裏で動く顔の2つが必要ですからね。
俗にいう「懐刀」です。
しかし、最終的には足利尊氏が「才を発揮する」というパターンなんです。
そして、「足利直義」の立場になって物語が描かれていたり、時には「高師直」の立場で物語が描かれていたり・・・
まあ、とにかく面白い!
🌟展開がコロコロ変わる!
とにかく展開が変わることが多々あります。
味方が敵になったり、敵が味方になったり・・・
最終的には、「懐刀」同士で戦ったり、足利尊氏と直義兄弟で戦ったり・・・
けっこう一気に読みました!(数日要しましたが)
🌟なんと足利尊氏の甲冑に出会った!
ちょうどこの「極楽征夷大将軍」を読んだあとだったのですが、菊池市の観光協会で甲冑が飾ってある催しがあっていました。
そこで、なんと足利尊氏の甲冑があったのです!
いや~なんというか、本を読んだあとなので、特にリアル感があります。
約500万・・・ふぁ~・・・という感じです。
買うことはありませんが、なんだか「夢」がありますよね。
戦国時代や明治維新の時代も面白いですが、この時代や江戸時代中後期も面白い!
まだまだ「夜長」が続きますので、読書に勤しみましょう!
今日も読んでいただきありがとうございました。
一日頑張りましょう!