台風・大雨時のホテル避難を考える

おはようございます。

9月24日。土曜日。

3連休の真ん中ですね。昨日からの3連休は先日のそれとは違い人の動きが多く見受けられます。

さて、この前の台風14号ですが、各地に爪痕を残していきました。

幸い、我が家や近所ではたいした被害もなくホッとしています。

その時の報道で「ホテル避難」というニュースや言葉が多数聞くこととなりました。

元ホテルマンとしていろいろ思うところがありますので、そのあたりを書いていきます。

🌟便利なホテルライフ!

わたしは前職時に出張や長期出張でホテル暮らしをよくしていました。

一ヶ月なんて「ザラ」です。

長いときは40日や50日も・・・

別に「苦」にはならないタイプなんですね。

部屋もまあまあ広く、大浴場はある、デスクワークもできる、朝食はセットになっている、コインランドリーもある・・・まあ、特別不満はありませんでした。

令和2年7月の熊本・球磨での水害・・・わたしは米子に長期出張中でした。

米子でも大雨でしたが、前日にコンビニでそこそこ買いだめをしていましたので、そうそう困ることはありませんでした。

SNSで熊本の水害の状況を観て、なにもできない無力感があったことは事実です。

しかし、実際大雨が降ってもホテルの部屋は安心ですからね。雨もりすることもありません。

🌟避難を受け入れるホテル従業員も避難したい・・・

わたしもビジネスホテルの支配人をしていましたので、台風や大雨のときのホテル避難のお客様を受け入れてきました。

ホテルに避難するお客様の気持ちはよくよく理解できます。

自宅にいても不安だし、であれば安全頑丈なホテルがいい・・・まあ納得なのです。

しかし、そこには働く従業員がいて初めて成り立つことなのです。

従業員にも家族があります。

しかし、「ホテルマン」としての責務というか「誇り」のようなものもあります。

🌟よく客室に泊まっていた!

わたしが支配人をしていたホテルではスタッフに「お泊りセット」を2泊分は常にロッカーに入れておくように言っていました。(善し悪しは別として)

ホテルはシフト制交代制なので、突発的に誰かが体調不良等々になった場合、誰かが残ったり早出したりします。(その分は当然残業等で処理します)

夜勤の方が来れない・・・ということもあります。

そうなると「泊まらない」といけなくなるんですね。

また、台風や大雨の際はホテルスタッフや朝食スタッフ・清掃スタッフも泊まっていました。

そういう涙ぐましい努力・気持ちがあるんですね。

そこまでしてお客様のために・・・という気持ちがあるのです。それって「誇り」なんですよね。

 

🌟賢いホテル利用方法もある!

昨今、ホテルでテレワークをする方が増えているようです。

また、企業が部屋を一定期間借りることもあります。

アパート等借りると家賃・光熱費等かかりますからね。そうなると「長期宿泊割引」等でホテルに従業員を泊まらせたほうが安上がりにもなりますからね。

ホテルとしても、一定期間宿泊が担保されるので有難いことなんですね。

🌟ホテル周辺を散策するのも楽しみ!

わたしは長期宿泊するときは必ずホテル周辺を散歩するようにしていました。

食事も当然しますが、喫茶店やちょっとした隠れ家的なお店等を探すのが好きなんですよね。

せっかく一ヶ月以上もその土地にいるのですから、その土地を好きになって仕事以外でも充実したいですからね。

長期出張中の公休の日にはプチ旅行(日帰り)もしていました。

今思えば楽しいことばかりでしたね。

いずれにしても「ホテル避難」は今後も増えていくでしょうね。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

一日頑張りましょう!