秋の夜長の続き!「道誉なり」を読む!

おはようございます。

12月9日。木曜日。

一日一日2021年が暮れていきます。

季節的にはもう冬・・・

いつの間にか「秋」から「冬」になっています。

クリスマスのイルミネーションもどこそこで華やかですね!( ;∀;)

コロナも多少は落ち着いていますので、昨年以上にクリスマスが派手になっているような気もします。

(わたしの年齢になればクリスマスもそうそう意識しませんが)

ちょっと季節はずれましたが、「秋の夜長」で読書に引き続き勤しんでいます。

今日は、先日読んだ「道誉(どうよ)なり」について書いていきます。

🌟ばさら道誉!

今回読んだのは「道誉なり」です。北方謙三さんが書いています。

ブックオフで一冊200円で買いました!

主人公は佐々木道誉(ささきどうよ)です。

活躍した時代は、鎌倉時代後期から室町時代初期になります。

近江(今の滋賀県)を治めていた大名ですね。

この佐々木道誉の代名詞は「ばさら」です。「婆娑羅」とも書きます。

簡単にいうと、「派手」「華美」「勝手気まま」「遠慮しない」「常識はずれ」という意味ですね。

当時の感覚でいえば、流行を先取りして策略家。といったところでしょうか。

室町幕府を興す足利尊氏と同盟関係にあります。

どの本でも足利尊氏は思慮深く描かれています。もっというと優柔不断?

そんな足利尊氏の知恵袋のような立場に佐々木道誉がいます。

また、「朝廷」にも顔が効いたようで、お公家さん対策もしっかりしています。

どの時代にもいる「黒幕」といったところかな?

この時代の本を読むと、近江の地理的重要性がよくよくわかります。

以前、京都に長期滞在していたときに琵琶湖へ行きました。

京都駅から大津駅までは2駅ですからね。近い!近い!

そういう意味で「京」と「近江」は重要なつながりがあるのですね!

🌟これまで読んだ本とつながる!

9月から「私本太平記」を読み始めました。全8巻。足利尊氏が主人公。

楠木正成・赤松円心・佐々木道誉も出てきます。

次に読んだのが「楠木正成」でした。この楠木正成は足利尊氏がいちばん恐れた男なのです。

そして「悪党の裔」です。主人公は赤松円心。足利尊氏が鎌倉幕府を倒したということになっていますが、その前段は赤松円心。赤松円心なしでは鎌倉幕府は倒れていません。

こういう流れで「道誉なり」になっています。

ちなみに、佐々木道誉は上記3つの本すべてに出てきています。

この時代を語るに外せない存在なんですね!

鎌倉時代後期からにハマっています。

🌟時代背景もわかって楽しい!

日本の長い歴史の中で、端的にいうと「戦国時代」「明治維新」がクローズアップされやすい傾向にあります。

わたしも歴史が好きですが、室町時代というのはちょっとスルーしていました。

でも、読んでみると面白いですね。

そして、冬至の生活というか時代背景がわかってきます。

酒(さけ)を(ささ)と呼ぶ時代・・・現代にもってきてもいい感じですね。

当時の武士は「男」というより「漢」(おとこ)といったほうが当てはまるかもしれません。

🌟熊本の菊池一族も活躍した時代!

この時代、足利尊氏を悩ませた豪族がいます。

熊本(肥後)の菊池一族。

勇猛果敢な豪族だったようです。

足利尊氏自らが治めにいくほど恐れられていた存在。

☝菊池市内にある菊池武光公の騎馬像。

🌟次読む本は・・・

次に読む本は決めていますし、すでに読み始めています。

源頼朝です。

これまで鎌倉時代後期を読みましたので、初めて武家政治を確立した源頼朝を読んでみます。

楽しみですね・・・

また、このブログでも書いていきます。

全3巻ですので年末までに読めるかな・・・!(^^)!

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

一日頑張りましょう!