4月16日の未明。夜中の1時25分。
忘れらないですね・・・
初めてあのような地震に遭遇しました。
★2度目の震度7!
先日の「前震」のときのブログでも書きましたが、「前震」の4月14日夜は福岡県久留米市にいました。
なので、わたしにとっての「震度7」というのは、この4月16日の夜中が初めて・・・
熊本にずっといた方は2度目になるんですよね・・・
★体感的には1分程度の強い揺れだが、実際の時間は・・・
今でも鮮明に覚えています。
自宅の2階でベッドに寝ていました。仰向けでしたね。
「ゴゴゴー」という「地鳴り」が聞こえ、「あっ、来るな」と思ったら突き上げるような上下左右の揺れ。
起き上がることもできずに、ひたすらベッドの両サイドにしがみつくだけ・・・
「うお!うお!」と声が出ていたと思いますね。
体感的には1分程度強い揺れが続いたと思います。
しかし、後日正式な情報を得ると、実際は20秒程度の揺れだったそうです。
ん~長く感じましたね。
例えが適当かどうかわかりませんが、ジェットコースターに乗ったときに、思い切りハンドルを掴むという状態に似ています。
とにかく、ベッドにしがみついていました。
★家族は小学校の体育館へ・・・わたしは・・・
余震もあるかもしれないということで、家族は近くの小学校へ避難しました。
当時、次男も家にいましたが「避難」「避難」と進んで「避難」を促していました。
わたしは・・・というと、ホテルが心配になり車で出かけました。
途中、何度も救急車に出くわしました。
「熊本・・・終わるんじゃ・・・」とイヤな考えが頭をかすめたのも事実。
「前震」だけならば、なんとか立ち直れそうでしたが、「本震」もきて精神的にも参りました・・・
夜が明けると被害の状況が刻々とわかってきます。
道路は大渋滞・・・
救急車は走る・・・
水は出ない・・・
停電はしている・・・
なんとも言葉になりません。
愛着あるホテルからは水槽が壊れて水がビショビショ流れ落ちている光景には涙がでました。
そして、また強い地震が来るのでは・・・という見えない恐怖も。
★一歩一歩の取り組み!
すべての方が、おそらく「一歩一歩」「ひとつひとつ」というように片付けからの復興に取り組んでいたと思います。
わたしも、一週間以上熊本にいましたが、会社の命により単身赴任先に戻りました。
まあ、当然週末は熊本に戻って復興作業です。
ホテルも休館を余儀なくされましたが、はやいところではゴールデンウイーク期間中には営業を再開しました。
スタッフの頑張りにも頭が下がりますが、なにより各種業者様が精一杯復旧を手伝ってくれたことが「営業再開」につながりました。
業者様には感謝・感謝なのです。
ボランティアの方々も目に見えて増えてきました。本当にありがたいことです。思わず拝んでしまいました!
★5年・・・まだまだ復興中!
熊本城もだいぶ復旧しました。
いよいよ内部の一般公開も始まるようです。
阿蘇大橋も開通。国道57号線もつながりました。豊肥本線も開通。
ハード面は想像以上にはやく復旧・復興しているように思えます。
しかし、まだまだ仮設住宅にお住まいの方もいらっしゃいます。
地震・コロナと苦しいことが続きます。
ん~神様はどこかでいいことを与えないのかな?と無宗教ながら思います。
いつ復興が終わった・・・ということの区切りをつけるのは難しいことだと思います。
新しい熊本を創っていくにあたり微力ながら寄与したいものです。
人生80年。計算上わたしもあと約30年生きると思います。(たぶん)
この30年でどのように熊本が進化していくのか楽しみです。
4月14日・16日は、熊本県民にとっては忘れてならない日ですね。