はやいもので、と言っていいのか。
熊本地震の前震から5年になります。
2016年(平成28年)ですよね。
当時は、単身赴任先の福岡県久留米市にいました。
ちょっと振り返ってみます。
⭐️ホテルの8階はグワングワン揺れた!初めて「死ぬかも」と・・・
その日のその時間、4月14日21時26分。
単身赴任先のホテル滞在中でした。
大浴場から上がって一息ついたときに、地震のアラームが鳴り、数秒後に「グワングワン」揺れました。
8階にいたので、大袈裟でなくホントに「グワングワン」という風に揺れました。
人生で初めて「死ぬかも」と思いましたからね。ホントです。
立っていましたが、両脚で踏ん張っていた記憶があります。
ちなみに、そのときの久留米は震度4でした。
震度4であれだけの揺れでしたので、熊本の震度7だったらどのくらい揺れたのでしょうか?想像するだけでも恐ろしくなります。
⭐️連絡がつかない焦り!
すぐテレビをつけたところ、熊本で震度7との一報。
愕然としましたね。
家族の安否が気になりました。
自宅や携帯に連絡しても繋がりません。意外にSNSが活躍しましたね!
焦るばかり。気が動転するというより、どうにもならないという焦燥感・・・という感じかな。
とにかく、階段で下に降りて避難とホテルの現場確認をしました。(幸いにも人的被害がゼロでした)
大丈夫だろうか?と安否が気になるとともに、もしかしてオレら「被災者」になったのかな?とも思いましたね。
東日本大震災や阪神淡路大震災を見てきましたが、まさか熊本が、という気持ちはありました。
正直、なんにも防災に対しての心構えができていませんでしたから・・・
「備えあれば患いなし」とはよく言ったものです。
⭐️翌朝熊本へ!
翌朝さっそく熊本へ。
高速道路は渋滞とのことだったので、久留米から筑後や南関のほうを通り熊本へ。
4時間程度かかりました。
当時の仕事がホテル関係だったので、ホテルを見にいきましたが、外壁にヒビが入り、タイルが剥がれ落ちて別世界のようでした。
ああいうのを「愕然」というのでしょうね。
会社の了承も得て、しばらく熊本に滞在し、地震の後始末に取り掛かることになりました。
なんとか、前を向いていこうと、その時は思えました。
幸いにも我が家はたいした被害もなく、断水が1週間。停電が数日程度でした。
しかし、「電気」や「水道」の有り難さは身に沁みました。ホント水がないと不便・・・
たまたま、前日のお風呂の残りがあったので、これをトイレの流し水に使いましたからね。
日頃、当たり前のように使っていましたが、いざ使えなくなると不便です。
俗に言う「ライフライン」には感謝ですね。
また、そういう「ライフライン」を支えてくれている方々にも感謝。
そして、16日に本震が起きるわけです。そう考えると、「前震」という言葉のとおり、序章だったのかもしれませんね。
前震や本震。初めて聞く言葉でした。
前述しましたが、一瞬にして「被災者」ですからね・・・
⭐️ありがたいボランティア!
自然災害のときに必ずボランティアの方々が出てきてくれます。
本当に本当に心から感謝ですね。
我が家や関係先には被害も小さく来てくれてませんが、熊本県内の至るところに駆けつけてくれました。
自分が「被災者」になって、こういう人の情というか、ありがたみがわかります。
いい言葉がみつかりませんが、感謝・感謝なのです!
⭐️まとめ
- 備えが必要。月に一度は備えを確認。
- 地震はいつくるかわからない。大雨や台風はある程度進路が予想できる。
- 明日は我が身。
- 一週間分の「水」「非常食」「ラジオ」「懐中電灯等の簡易照明」「簡易トイレ」「携帯充電器」が必要。
- あらためて「当たり前」の有難さを・・・
- ボランティアの方々に感謝。