あまり美術館や博物館というところに縁がありません。
なかなかそういう分野の「よさ」が認識できないというか自分の感性のなさをある意味悲観しています。
しかし、たまにそういうところに行きたくなります。
今回、先週の日曜日ですが、九州国立博物館に行ってきました。
太宰府天満宮のすぐ近く。小高い丘にあり、この異様が現れます。圧倒されますね。
太宰府天満宮→九州国立博物館というルートも充分楽しめます。
目的は、桃山展なのです。ちなみに最終日でした・・・
桃山という響きに反応する!
桃山というのは、俗にいう「安土桃山時代」になります。
日本の歴史の中で、戦国時代・特に安土桃山時代と明治維新この2つの時代は非常に人気があり、話題に事欠きません。
今回の桃山展は、天下人3人の時代に合わせた文化・・・ということのようです。
天下人3人はおわかりですよね。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康です。
ちょうど、鉄砲が日本に伝わって織田信長が鉄砲を上手く利用して快進撃を続けたことは教科書でも習いました。
そのときに、キリスト教も日本に伝えられたようです。
そこで、外来文化が日本に入ってきて、古来の日本文化に多大な影響を与えた・・・
情報伝達が人!
今の時代のように携帯やネットもない1500年後半の時代です。
今から400年以上も前の話し。
携帯もない。ネットもない。飛行機もない。車もない。
船だけです。
ポルトガルから日本になにかを伝えようとした場合、船で来て伝えなければなりません。
ひとつの事柄を伝え合うのに想像を超える日数・時間を要していますよね。
そんな中で文化が進化していく・・・
なにか神秘的なものさえ感じます。
本能寺の変がなければ・・・
安土桃山時代だけでなく、日本の歴史最大のミステリーは本能寺の変です。
今でさえ真相がわかっていません。
いろんな説があります。誰それが黒幕だ・・・ということです。
歴史に「仮の」話しは禁句かもしれません。しかし、仮に織田信長が天下統一を果たしていたら・・・おそらく日本は国際化が非常に加速していたに違いありません。
また、江戸幕府が鎖国をしていなかったら・・・
そんな「仮の」話しをしたくなるくらい話題に事欠きません。
展示品の良さは正直よくわかりません。
しかし、そういう時間を過ごすことが心の洗濯になりますし、過去に想いを馳せることも大切なような気がします。
たまにはいいですね。
そういえば、以前行ったのは、源頼朝の肖像画が展示されているときでしたね。やはり歴史が好きですから。そういうものには惹かれます。