幼い頃から野球をしてきたものとして、プロ野球の日本シリーズは非常に興味があります。
なんといっても「日本最高峰」の戦いになるのですから、白熱しないほうがウソ!
九州に住んでいる者として、福岡県に単身赴任している者として、ホークスが日本シリーズに出ていることは嬉しい限りです。
セ・リーグのベイスターズにも頑張ってほしい。とにもかくにもいい試合を期待します。
でも、その片側では・・・
【本当に日本一になるのか??】
私には、どうにもクライマックスシリーズというのが理解できません。
長丁場のペナントレースで優勝したチームが出るべきだと、そう信じてやみません。
セ・リーグの優勝チームは広島カープです。それも2位に10ゲーム程つけての独走・ぶっちぎり!
ベイスターズは3位。ゲーム差は14ゲーム程。
140試合戦っての結果が、そこ6試合程度で覆されていいのでしょうか?
ベイスターズにケチ付ける気持ちは毛頭ありません。ルールで勝ち上がったので正々堂々と日本シリーズを戦ってもらいたいのです。
私は、マラソンをしますが、マラソン勝者が、そのあとに100M走して負けたからマラソンの代表になれません。というような例えは大袈裟でしょうか。
【アメリカのポストシーズンとは違う】
アメリカは、アメリカン・リーグとナショナル・リーグという2リーグ制。これは日本と同じ。
それぞれのリーグに「東」「西」「中」と3地区あります。それぞれの優勝チームと、3地区の2位の最高勝率のチーム、合計4チームがトーナメントでプレーオフします。
これだと納得。
片や日本。
それぞれの2位チームと3位チームが最初戦う。その勝者が1位チームと戦う。
1位チームにはアドバンテージが1勝あります。
しかし、1位チームはその間待ちの状態。片や、2位または3位チームの勝者は試合をしてから勝ち上がってきますので勢いや試合勘があります。
ちなみに、今年のホークスがいい例です。最初の2戦は負けました。試合勘が戻ってからは3連勝。本来の強さが出ました。
広島は試合勘が戻る前にコールド勝ちや雨中止等々で泣かされましたね。
1位チームが有利なようで意外にプレッシャーがあるのかもしれません。
大リーグとは根本的にシステムが違います。
【結果】
確かにクライマックスシリーズをすることにより、昔でいう消化試合は減ったと思います。
しかし、いちばん重要な優勝チームに対しての敬意が失われているような気がします。
もっといえば、ペナントレースの優勝の価値が減っている・・・
裏返していえば、2015年のホークスや2016年のファイターズはリーグ優勝。クライマックスシリーズに勝ち日本一。非常に価値ある優勝です。
だからといって、今年の広島カープの優勝が価値が下がるというわけではありません。
なんとも不完全燃焼・・・そういうクライマックスシリーズ。
そうこういいながら、日本シリーズです。本当に楽しみ。贅沢いえばデーゲームがいいですよね。夜は寒いですよ・・・選手も可哀そう。もう11月ですからね。せっかくの日本一を決める舞台。選手がいいパフォーマンスができる環境はつくってあげたいものです。一ファンとして願います。