2016年・平成28年もあと10日余りとなりました。
先日、ブログにて「今年あったこと」を書き綴りました。
今年もあとわずかですので、印象に残ったことを個別に書いていきたいと思います。
☆絶対に避けて通れない熊本地震
熊本に生まれ・育ったものとして、熊本地震はものすごくショックでした。
忘れないですね~というより忘れることができない一年・日・出来事になりました。
平成28年4月14日21時25分頃・・・
当時、単身赴任先の久留米のホテル8階にいました。
スマホの地震情報が鳴りました。
「あっ、地震が来るな!」と思った瞬間に「グラングラン」と揺れました。
ホテルの8階は円を描くように揺れました。
揺れが納まりテレビをつけると、震度4。そして、故郷熊本は震度7ということでした。
電話も全くつながりません。
ホテル8階から階段を利用して1階ロビーへ。
それから余震が続きました。
正直、ホテルが倒壊するのでは?と思うくらいの揺れでしたからね。
☆前震・本震という言葉
結果論ですが、この4月14日だけの地震だけであれば、そんなに被害も大きくなっていなかったように思います。(当然被害は出たが)
翌日の4月15日には、現地調査ということで熊本入りしました。
高速道路も南関までしか走れず、大渋滞の中で3時間以上かけて熊本入り。
幸い、ホテル関係での人的被害もなく安心しました。
さあ、これから後片付けだ・・・と、熊本のスタッフと話していましたからね。
夜中に本震がくるとは露知らず・・・
4月16日午前1時21分・・・あの本震の揺れは忘れません。
寝ていたところ、地鳴りのような音がしてスマホの地震情報が流れました。
寝ながら構えていたところ、「ズドーン」という下から突き上げる振動。
約5分くらいかな~続きました。震度7。
長く感じましたね。
家族は近くの小学校に避難。
私はホテルに向かいました。
ここでも、不幸中の幸いで人的被害がありませんでした。
日頃、避難訓練をしておりますが、訓練と違いあのような時は臨機応変が求められます。
ホテルスタッフの臨機応変な対応に感謝するとともに敬意を表します。
あとあと考えれば避難誘導に反省点はあったかもしれませんが、まずは人命第一という観点から100点の対応だったでしょうね。
夜中に外でお客様とともに過ごしました。
行きかう救急車・警察車両、消防車・・・
全く別の熊本になったように感じましたね・・・
☆本格復興に向けて
熊本県内、至る所で復興が始まっています。
日本全国からいろんな方々が熊本に応援に駆けつけてくれました。
本当に日本全国です。
感謝してもしきれないくらい・・・
人間、このようなときにならないと「人の有り難さ」ということに気づかないのでしょうね~
自衛隊の方々にも頭が下がる想い。ありきたりの言葉ですが「ありがとうございます」
感謝・感謝。
阿蘇・熊本城はじめ、熊本はまだまだ復興が始まったばかり。そうそう簡単に元に戻るとは思いませんが、一歩一歩。一日一日。しっかり過ごしていきたいものです。
そして、4月14日以前のように、飲みにいったり、買物したり、日常生活をしなければいけませんね。
もう余震も納まってもらいたいものです。
新しい年に期待します。
本当に忘れられない一年になりました。